京都を拠点に、店舗ブランディング・空間デザインから設計施工までを手掛ける50-50です。
これまで別の記事では、『ストーリーのあるお店が繁盛店になる理由』や『競合と差をつける外装デザインの作り方』などについてお話をしてきました。
特に飲食店の場合、味は勿論のことですが、味よりも『まずは入りたくなるお店作り』が必要だと考えます。
▶別記事【競合と差をつける!】外装デザインの作り方で解説しています
仮に、入りたくなるお店作りができたとして。
どのようにアピールすればいいでしょうか?
今回は、数あるWebプラットフォームの中から、コストをかけずに『信頼性と認知度』を上げて、集客ができるツールをご紹介いたします。
目次
Googleビジネスプロフィールへの登録
店舗開業をするにあたり必須とも言えるのが、Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)です。
Googleビジネスプロフィールの最大のメリットは
- 完全無料で使用できる
- 何度更新しても無料
- Googleマップでお店を探せるようになる
など、無料とはいえない嬉しい機能が搭載されています。
また、Googleビジネスプロフィールには営業時間やメニューの写真画像、イベント情報、最新情報などを細かく設定できるため、Webサイトがなくとも十分な情報発信をすることができるのです。
特に、地図アプリを使用しお店を探す割合は『8割』にも上ります。
Google検索やGoogleマップから流入する可能性が高くなるため、Googleビジネスプロフィールを使用することは必須だと言えます。
しかし、逆にデメリットとなるパターンも存在します。
①情報を更新し続けなければならない
情報を更新し続けることで、お店が無くなっていないか?お客様の不安を払拭することができます。
例えば、最終更新日が3年前だと、不安に思いませんか?
そういった意味でも、定期的にお店の情報を更新することは重要になってきます。
特に、競合が多い地域であればあるほど、更新は必須です。
更新頻度、口コミの質(いい口コミ)などが、上位表示されるために必要になってきます。
キャンペーン告知、1周年などの情報を定期的に更新していくことがポイントです。
②悪い評価・口コミが付く場合がある
☆1つ『~が悪かった。』など、ネガティブな口コミが公開されることは、店舗としては避けたいところ。
誰にも同じサービスを提供していても、合う、合わないがあるため、ネガティブな口コミが付く場合があります。
この場合、コメントに対して反論や刺激を与えることは決してしないようにしてください。
他のユーザーが、やりとりを閲覧できるため、お店の評判を落とす結果を招いてしまいます。
感情的にならず、真摯に対応することを心掛けましょう。
どうしてもネガティブな口コミが気になる場合は、GoogleビジネスプロフィールからGoogleへ『不適切なクチコミとして報告』の申請をすることができます。
とはいえ、ネガティブな口コミも、裏を返せば『改善するポイント』である可能性もあります。
一度、冷静になり考えてから真摯に対応するか、削除依頼をすることで解決しましょう。
名誉毀損や侮辱となるような違法な投稿な場合、損害賠償を請求することができるケースもありますが、
このようなケースは、かなり専門的になるため弁護士に相談し手続きを進めることをオススメします。
デメリットもありますが、それを上回るメリットの方が多いため、店舗開業をする前にGoogleビジネスプロフィールの利用は、かなりオススメです。
SNSでこまめに発信をする
今や、SNSを使った集客は当たり前な時代です。
Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなど、どれも無料で使用できる優れたツールばかりですが、業種に合わせたSNSツールを使用しなければ、店舗の魅力を伝えることができません。
業種に合ったSNSを使うためにも、各SNSについて簡単にご説明します。
情報の拡散性が強み。
短文でのコミュニケーションが中心で、幅広い年代が利用しています。
リアルタイム性という特徴から、この瞬間だからこそ投稿できる内容がしやすく、ユーザー対企業でコミュニケーションが取れることもポイントです。
自社名や製品名、サービス名、店舗名などで検索することで、ユーザーがどのように話題にしているかを知ることもできるため、密なコミュニケーションに向いているツールだと言えます。
画像や動画をメインとした視覚的なコンテンツが強み。
10代~20代の若い層が多いですが、他年代の利用者も増加中。
Twitterほど、検索性に優れてはいないが、検索性の弱さをハッシュタグで補うことができます。
また、アカウントの世界観をより一層表現することができるのはInstagramの強みだと言えます。
飲食店や美容室と言った、写真や動画がより生きるため、ブランディングからファン化、購入へと繋がり易いSNSツールです。
30代~50代のビジネスシーンでの活用が中心。
個人でのアカウントと、ビジネスページを作成することも可能。
ターゲットへの発信と拡散力が弱いため、店舗として利用するのは困難と言えます。
店舗オーナーの人柄を発信する場合や、自身のブランディングとして利用するケースが多い。
YouTube
手軽に動画を楽しみ情報を得ることができるプラットフォーム。
年代、性別問わず幅広い人々に利用されています。
文章と画像では伝わりにくい情報を動画で伝えてくれるため、ターゲットへの訴求に優れている。
長編動画だけでなく、ショート(60秒までの縦長動画)による新しいターゲットへのリーチも狙うことができるのもメリット。
他のSNSと比較して30代以上へのリーチが強いのもYouTubeの特徴です。
Webサイトで魅力を最大限に伝える
最後に、昔から企業や事業の紹介と言えばWebサイトです。
昨今では、SNSの登場によりWebサイト不要説など、色々な意見が飛び交いますが、やはりWebサイトは必須だと考えます。
Webサイトが必要な理由
Webサイトが必要な5つのポイントを以下にあげます
- SNSよりも情報を網羅できる
- 自社サイト独自の世界観を演出できる
- 検索上位表示されることで流入が見込める
- コラムやBlogでより細かい情報を発信できる
- ターゲットに訴求しやすい
以上が、必要なポイントとなり、一つ一つ説明をしていきます。
①SNSよりも情報を網羅できる
SNSで情報を発信することはできますが時系列で並ぶため、どうしても情報が埋もれてしまいます。
また、投稿と投稿同士の繋がりが弱く、欲しい情報を得ることが難しいのがデメリットとしてあげられます。
一方Webサイトは、ページからページへの移動が容易く、検索機能もあるため情報を網羅するのに適しています。
②自社サイト独自の世界観を演出できる
SNSをカスタマイズすることは難しく、Instagramのように投稿を統一し世界観を演出することは可能です。
しかし、Webサイトのようにカスタマイズができるわけではないため、独自の世界観を演出するにはWebサイトに軍配があがります。
③検索上位表示されることで流入が見込める
検索上位表示するためには、SEO対策が必要となります。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味し、検索エンジンに見つけてもらいやすくすることを『SEO対策』と呼びます。
SEO対策を行うことで、Webサイトが検索10位~1位の間に表示されると、ユーザーの流入が見込めるようになります。
どんなキーワードで検索されて、自社サイトへユーザーが訪れるようにしたいのか。
専門的な知識が必要になりますが、Webサイトからの流入を狙うのであればSEO対策は必須事項となります。
④コラムやBlogでより細かい情報を発信できる
サービスや商品ページでは説明できない情報を、ブログ機能を使い発信することができます。
商品誕生の裏側や、サービスができるまでのストーリー、製造者の想いなど、ターゲットの感情に訴えかけるような内容を書くことで、ファン化に繋がりやすくなることも。
同じようなサービスが多く存在し、飽和状態だからこそ『誰から何を買うのか?』
ユーザーへ訴求するための情報を発信することが大切になってきます。
⑤ターゲットに訴求しやすい
Webサイトへ訪れるということは、何かしら関連する情報を探しているということです。
③でも話した通り、検索上位表示対策を行なうことでユーザーが閲覧する回数が増加します。
閲覧が増えることで必要な情報を探しているターゲットへの訴求が行えるため、Webサイトの存在は必須だと言えます。
どれか一つではなく3すくみを作る
これまで紹介した、Googleビジネスプロフィール、SNS、Webサイトのうち1つは最低でも始めた方が良いと言えます。
ですが、一番のオススメは3つとも使うことです。
Googleビジネスプロフィール→Webサイト
Webサイト→SNS
SNS→Webサイト→Googleビジネスプロフィールのように、3つのツール間をユーザーが移動してくれることで、より店舗や自社を知って頂く可能性が増えるからです。
Googleビジネスプロフィールを見て、より細かな情報を知りたいからWebサイトへ移動する。
WebサイトからSNSへ移動し、投稿の世界観を好きになりファンとなる。
SNSからWebサイトへ移動し、商品やサービスの想いを知る。
それぞれのいいところを掛け合わせることで、より細かな情報を提供でき、ユーザーにとって知りたい情報を与えることが可能になります。
勿論、運用するためのコストや、更新するための時間も必要になるため、必ずしも3すくみを運用する必要はありません。
自社の経営に合わせたツールを選択し、店舗や商品の魅力を発信することが大切。
50-50では、Googleビジネスプロフィールの登録、SNSの代理運用、Webサイト制作運用も行っております。
店舗の設計から携わっているからこそ、伝えられる情報や魅力がわかる。
当社だから1社一貫でコストを抑え『想いをカタチ』にすることが可能なのです。
是非、お気軽にお問い合わせください。